近年の拒絶理由は難解で厳しいものが増えてきました。
お困りのことはございませんでしょうか。
技術者の方からも、「拒絶理由の読み方が分からないことがある」、「引例が的を射ていないので、反論の仕方が分からないことがある」等の質問を受けることが多くなりました。
特許庁の審査官実務を身に付けた弁理士として、このような問題に少しでもお役に立てれば幸いです。 お気軽にご相談ください。
①.メールでのコンサルティング
拒絶理由に対してどのように対応したらよいか・審査官の意図が何であるのかについて、メールでコメントを差し上げます。具体的な引例との対比等の技術的な検討は含みません。
②.面接でのコンサルティング
拒絶理由通知の対応について、弁理士が直接お話を伺います。所定の面接時間内であれば技術的な事項についても対応いたします。
③.手続代理(すべてお任せください)
技術的な検討から意見書・補正書の提出まで、すべての手続を代理します。必要に応じて、メール又は面接にて協議の上進めます。
1.サービスをご利用可能な方
原則として出願人本人といたします。
出願人との関係が明らかであれば、代理人等の方からのご依頼も可能です。
2.ご依頼方法
まずメールでお問い合わせください。
↓
お引き受けできるかどうかを回答いたします。
↓
その後正式にご依頼ください。
↓
処理を開始します。
3.費用
①は無料です。
②、③は案件によって費用が大幅に変わりますので、見積もりをいたします。
おおよその目安としては、
②については1件・1時間当たり5000~10000円、
③については、弁理士報酬の平均的な料金とさせて頂きます。
(参考)意見書作成:66485円、手続補正書作成:63556円
4.その他
・①、②については、この相談は出願人様の手続をなんら拘束するものではありません。
拒絶理由通知にどのように対応するかはご自身の判断で行ってください。
・なぜ無料でできるのか?
元特許庁審査官として、審査官と出願人との橋渡しをしたいという願いもありますが、
これまで以上に多くの拒絶理由に触れることが、自分自身の勉強になるからです。
拒絶理由が難しい理由は、
①拒絶理由の内容自体が難しい、②拒絶理由の対応の仕方が難しい
の2点です。
審査官は主に審査基準に基づいて審査を行っています。拒絶理由通知は、審査基準の内容を出願人が熟知していることを前提に、画一的に記載されています。
しかし、特許にそれほど慣れていない出願人が審査基準を参照しながら対応しようと思っても、非常に困難です。審査基準には特許用語が多用されていますし、たとえ特許用語がすべてわかるとしても、そもそも審査基準には、特許の専門家でさえ判断に迷う部分もあります。
さらに、たとえ審査基準を完全に解釈できたとしても、審査官は拒絶理由を画一的に書かざるを得ない事情がありますから、審査官の意図が拒絶理由に明確に表されていない場合があります。このため、審査基準にしたがった対応が、必ずしも審査官の意図に合った対応・出願人にとって最善の対応になるとは限りません。